ディストピア TOKYO

委員会は通った、しかしまだ本会議がある

by on 3月.19, 2009, under タウン情報

 東京都議会・総務委員会は本日18日、「東京都安全・安心まちづくり条例」改悪を、多数の賛成をもって可決されました。
 反対した委員はたったの2人。自公のみならず、民主党も、人権感覚という点で終わってますね。。
 以下、傍聴した仲間からの報告とメッセージです。

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 東京都安全・安心まちづくり条例の一部を「改正」する条例の採決の前に日本共産党の松村友昭氏が以下のように意見表明。

(引用開始)
 昨日の委員会質疑によって「改正」案の、規定のあいまいさや杜撰さが明確になり、立法上も看過できない重大なミスがあることが
あることを指摘しましたが、このまま条例にすることなど到底できません。
 さらに、本条例案は、「改正」の動機を秋葉原や八王子で起きた殺傷事件の凶悪犯罪の防止にもとめながら、その問題解決につながらないどころか、むしろ、憲法21条で保障された言論・表現活動の規制につながりかねない性格を持ったものです。
 昨日の本委員会質疑で、「条例による街頭行動への干渉」は具体的行動への要請・注意ではないと繰り返し、啓発活動も「裸をあらわにした撮影」などの例示で
、さらに広報や課長会議での徹底といった検証可能な担保策を取ることが明らかになるなど、「縛り」がかかったものとなりました。
 しかし、警察の拡大解釈、乱用の危険も否定できない面もあることも明らかに成りました。
 よって、反対します。
(引用終了)

 東京都安全・安心まちづくり条例の「改正」に対して他の議員からの意見表明はなく、即座に採決。

 共産党の松村議員、生活者ネットの山口文江議員以外の議員が一斉に立ち上がり、多数の力で安全・安心まちづくり条例の「改正」案が可決されてしまいました。

 表現・言論の自由の自由に抵触し、オイこら警察と自警団の復活に力を貸しかねない条例案のわりにはあっさりと決まってしまって、あぜんとしました。
(そういえばマスコミの取材は東京新聞しかいなかったような)

 しかし、これで条例が成立したわけではない。「まだ本会議がある」。否決にむけて全力を尽くそう。


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