ディストピア TOKYO

9.13 中野駅前情宣・野方署抗議行動:ご報告

by on 10月.19, 2009, under The 職質, タウン情報, デモンストレーション, 体験談, 映像・表現, 豆知識

「 9.13駅前情宣・野方署抗議行動にお集まりいただいた皆さん、ご支援くださる皆さん、遅ればせながら、お礼も兼ねて当日の報告をお送りします。

 この日、私たちの呼びかけに応えて集まったのは40名以上にのぼり、様々な意匠をこらした駅前情宣では、常時30〜40名の通行人が足を停めていました。用意したビラ200枚も開始から30分を待たずに完全に捌けてしまいました。この関心の高さは、やはり警察による違法で執拗な職務質問に多くの人が不満を持っていることの証左と言えると思います。また、呼んでもいない方々も多数おられたようで、この時点で私たちが把握しているだけでも10名以上の公安刑事が張り付いていたようです。

 いざ野方警察署前へと向かえば、到着前からピケが張られ、私たちは駐車場脇の切り返し地帯へ誘導されました。警備課長+警備担当当番の第一声は「抗議か申し入れか。抗議なら受け付けない」。事前に文書を送付し、日時も指定しているのにこの対応。お茶の一杯も出すのが人の道というものです。

 しばしのやりとりの後に代表3名(当該・目撃者・記録)で入ることを告げたところ、以下の条件を提示してきました。「来署者カードの記入」「記録媒体の持ち込み禁止」。この点を交渉しようとしたところ、「条件を飲めないなら入れることはできない」。以降、こちらの呼び掛けには一切応えようとしません。実質的な門前払いです。

 中に入れないなら最低限回答を持ってくるよう署内に向けて訴えても応答はなく、あげく指揮官車が登場。続いて署内より制服警官が多数出てきて整列。
 すると、署長名義で退去勧告が発せられました。私たちは驚きとともに抗議の声をあげましたが、その声は指揮官車に跨る男によって遮られました。現場の判断により当該がその場で申し入れ書を読みあげましたが、この間にも第二、第三回目の警告が発せられました。

 読み終わるや否や、制服警官が私たちを敷地内から歩道に排除し、車道にはご丁寧にも指揮官車が併走し、随時デマ放送を流すおまけつきです。いわく「警察署の敷地を不法占拠するものをやむなく排除、ご通行中の皆さんには多大なご迷惑をおかけします」。結局、中野駅近くのけやき通りまで推し進められました。

 私たちはこの理不尽な対応、そして大本にある違法な職質、暴行を許しません。すでに週刊金曜日、NHKをはじめ、多数の取材を受けており、様々な媒体での展開を準備しています。また、当日幸運にも撮影できた映像をYouTubeにupいたしました(文末をご覧ください)。
 再度の行動を検討しています。今後は弁護士や区議会議員に帯同していただき、手法を変えながら交渉を要求していく予定です。

 謝罪・賠償をかち取るのは難しいかもしれませんが、警察の理不尽さをひろく社会に訴え、今後の違法職質に制動をかけてゆけるよう、がんばるつもりです。
 引き続き注目とご支援をよろしくお願いします。」

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▼【職務質問】絶賛抗議中

▼【職務質問】絶賛抗議中 野方署前(前編)

▼【職務質問】絶賛抗議中 野方署前(後編)


3 Comments for this entry

  • luno

    警察は市民をいじめるためにいるとしか思えない。
    はじめから信用してなかったけど、これは最悪ですね。
    任意の職務質問を拒否して、なぜこんな仕打ちを受けないといけないのか。
    警察はきちんと説明と謝罪、賠償をするべきです。
    負けないでください!

  • Monmon

    警察官が一般市民に暴行をしたことは事実。その事実を無視して被害者の人格攻撃をすることがお好きな方が、ここのコメント欄には多いですね(2ちゃねらーでしょうね)。

    あと、「職質は義務」とか「警察に窓口がある」などと仰る方がいますが新聞も読んでいないのでしょうか。職質を拒否した人に対して長時間の職質強要を行ったがために、麻薬取締法違反での逮捕が無効とされる判決が出ました。あと、役にも立たない警察の御用窓口に尋ねるべきなどと主張する方は、世間知らずも甚だしい。

  • 違法職質反対

    その後が気になったので書き込みさせていただきます。
    私自身職質を頻繁に受けていますし、酷い時は一日3回以上、二時間ほど拘束された上に、信号一つ先で更に職質されまた拘束されるなど甚大な被害を受け法律などの勉強と無料弁護士相談など色々してきました。
    友人さんの場合、明らかに暴行を受け怪我を負わされた証拠があるとのことでしたので、法律上ので当たりそうなのを記載させていただきます。

    まず確実に違法と取れるモノ。
    公務員職権濫用罪。
    これは公務上、必要な範疇を超えていますし、証拠の映像があれば取れると思います。
    傷害罪もしくは業務上過失傷害罪。
    実際に怪我を負っているので取れます。
    器物損壊罪。
    自転車を壊されてるので。

    次に用弁護士相談が必要になるが取れそうなモノ。
    特別公務員職権濫用罪。
    逮捕監禁罪。
    脅迫罪。
    犯人隠匿罪。(これは所轄警察に対するもの)
    以上が刑法関連です。

    その他民事案件。
    損害賠償請求。
    内訳として
    正当な理由なく、多人数による囲いにより受けた恐怖による心的苦痛の損害。
    実際の怪我による医療費。
    損失給料。
    通院、怪我による心身的苦痛による損害。

    更に相手が公務員で取り締まる側ということで、弁護士が必須になりますので、弁護士費用も損害賠償として取れる可能性があります。

    またこれだけいけるなら弁護士さんは着手金など成功報酬と一緒に加害者側からの支払い後に一括払いなど相談にも乗ってくれます。

    ただし、刑法にも損害賠償にも時効があります。
    そのあたりにも注意。

    更に罰則を求めるなら警察庁本部代表者への証拠画像からタックル時の静止画を付随し、抗議文。
    検察庁へ犯罪隠蔽による証拠画像の提出。

    これによっておこること。
    所轄警察長の降格もしくは左官で一生昇格なし。

    暴行を行った警察官におこること。
    結構な罪状なのでほぼ懲戒免職だと思いますが、良くてもかなり田舎の辺境の交番勤務へ左官されること間違いなし。

    弁護士さんへの依頼は法テラスを使えれば後払いもしくは無料にできますし、弁護士は必ず通した方がよいです。

    余談として警察長としては管理している警察官の成果で進退が決まるので認めたくないのでしょう・・・。
    そもそも警察組織の昇進のルールに問題があるものと思います。
    検挙によるポイント制。
    そこらの営業職と一緒です。
    本来ならば犯罪を未然に防ぐ機関であるはずが捕まえないと昇進出来ない。
    だから強引でも違法でも検挙にもっていこうとする。
    それらを見た新人がより過激に警察は何をしても許されると勘違いを起こして近年に見られる検察官による犯罪の増加に繋がっていると見れます。
    一時的に民間企業などで代行や協力要請させて、組織の再構成や警察官の意識調査、抜き打ちによる適正試験などで篩いにかけるなどしたほうがいいと思うんですよ。

    あとはデモも良いですがそれなりの人数がいるのであれば警察改変の署名運動をして、国会議員さんに届けるのもありだと思います。
    国会議員としては案件が通れば自身と所属党の次選挙の票に繋がるので署名人数が多ければ多いほど乗ってくれます。
    活動頑張って下さい。

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