監視・管理社会化のエスカレートを撃て! 6.5集会 豊島区は室内監視カメラを撤去しろ!
by potlatch on 6月.04, 2010, under タウン情報
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監視・管理社会化のエスカレートを撃て! 6.5集会
豊島区は室内監視カメラを撤去しろ!
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□日時:6月5日(土)18時30分〜21時
□場所:豊島区勤労福祉会館(豊島区西池袋2−37−4)
交通:池袋駅 西口下車 徒歩10分
地図:http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/
□講演:「監視社会化の現状と問題」 小倉 利丸さん
(富山大学教員、ネットワーク反監視プロジェクト、『監視社会とプライバシー』『世界のプライバシー権運動と監視社会』『抵抗の主体とその思想』など多数)
& 労働組合・市民団体・議員などの発言
□資料代 500円
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昨年11月末、東京都豊島区生活産業プラザの会議室内に監視カメラが設置され、撮影・録画していることが判明しました。私たちは以降、会議や集会などがカメラにより記録されていることに抗議し、豊島区に直ちに監視カメラの撤去と録画の廃棄を求めています。
<思想・信条や集会・結社の自由を侵害するな!プライバシーを侵害するな!>
人々が集まって相談すること、各種の団体や労働組合を結成することなどの自由は保障されなければなりません。公共施設の出入り口や廊下などにカメラを設置するだけでも問題であるのに、会議室内にまで設置して、会議に参加する人やその様子を監視し録画することなど許されることではありません。
大阪市西成区の警察による監視カメラについての判決では、組合活動の拠点としている会館を監視するカメラの撤去が命じられています。建物外部から監視し、録画機能のないカメラでさえ「結社の自由や団結権に深刻な影響を与える」と判断されているのです。また「何人も、その承諾なしにみだりにその容ぼう、姿態を撮影されない自由を有する」との最高裁判決もあります。豊島区の監視カメラは明らかに違憲・違法です。
しかし私達との交渉のなかで、豊島区当局は、ことさらに「防犯のため」「安全の確保」を強調し、「個人情報保護に抵触しない」と居直っています。実際には08年10月に原因不明の異臭事件があったのみで、室内監視カメラを稼働させる理由はまったく見当たりません。
しかも録画の保存期間は14日間で、豊島区が自ら要綱で定めた7日間の2倍の期間となっています。挙句の果てには、区と警察署連名の「防犯カメラ作動中」の表示があることをもって「(撮影・記録することに)本人の同意を得ているとみなす」とし、「同意しなければ貸さない」とまで言い切っているのです。
豊島区当局の態度は「安全・安心のためなら何をやっても許される」という極端なものです。プライバシーや人権を侵害することに何のためらいも感じていません。23区で室内監視カメラを設置している区はごく少数であり、最近、小金井市では導入を断念しました。私たちは豊島区に室内監視カメラ撤去を強く求めます。
<監視カメラ急増はなぜか? 安全・安心の専制は許さない!>
この間、街頭から職場、あるいは公共施設・空港まで、監視カメラが急増しています。Nシステムは昨年大増設され、「痴漢対策」と称して埼京線などの電車やバスに監視カメラが導入され、タクシー内の盗撮・盗聴も始まりました。
しかも警察庁は、民間監視カメラを「防犯」を超えて「犯罪捜査」のために使う、「テロ対策」のために使うなどと、その活用を宣言しています。至る所に警察の監視の目が届くようにしようというのです。
しかし監視される社会は果たして私たちが安心して暮らせる社会なのでしょうか。「檻の中の自由」は本当に私たちの自由なのでしょうか。私たちは多くの仲間とともに監視カメラ急増に警鐘を鳴らしたいと思います。集会にご参加ください。
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■連帯労働者組合
■有事立法・治安弾圧を許すな!北部集会実行委員会
東京都板橋区板橋2-44-10-203 TEL/ FAX:03-3962-0212
Mail:rentai@ mbn.nifty.com
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