ディストピア TOKYO

そうなんですか〜 いやー、全然知らないです

by on 4月.07, 2009, under タウン情報, 体験談

 にちようび、ものすごい人で賑わう代々木公園でのお花見の帰り、
 駅前にて『もし「アンゼン・アンシン・マチヅクリ」詐欺にあったら・・・』
 ビラをかるく配ってみました。

 <3人ほどで座りこんで競馬予想中のおじさんたち>
 「いらないよ〜、おれ忙しいから」
 「1日から条例でパフォーマンスとかを規制できるようになったんですよ」 
 「ええ、本当? やっぱちらしちょうだい」

 <ビジュアル系のグループ>
 「(ひとりだけちらしうけとる) ・・・・・・」
 あとの3人はひたすら無視、黙々とたこやきを食べてる。タイミングわるし?

 <露天商のひとたち>
 「そうなんですか〜 いやー、全然知らないです」
 のきなみチラシうけとる。
 
 というわけで、ぜんぜん知られてないです、この条例。

 が、知らせることで萎縮させちゃうのも本末転倒か。
 いっそ知らない方がのびのびできてよいかも??
 そのへん、ちょっと考えてしまいました。


2 Comments for this entry

  • 通りすがりでふ!

    露天商の方々は路上活動規制が生活に直結するので敏感ですよね。

    調べてみたら「東京都安心・安全まちづくり条例」自体は
    2003年10月施行ですね。
    ぶっちゃけ自分もこのブログを見るまで
    6年前からこの条例があったこと知りませんでした。
    http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/pdf_data/pdf/anshinanzenjourei061228.pdf

    で、今回はこの条例が改正(改悪)されたんでしょうか?
    「大東京防犯ネットワーク」とやらのページには
    03年の条例に基づく各種活動指針の改正情報は出てるみたいでしたけど
    条例自体が改正されたとは出てないような…。

    自分が見落としてる可能性大なので、よろしかったら
    条例の改正案あるいは布告された条例を参照できるURLを教えて下さい。

    もし「大東京防犯ネットワーク(=03年条例の内容を推進する部署)」内部の
    活動方針が4月から改定される、ということなら巷で知らない人が多いのも
    しかたないかもしれませんね。

  • potlatch

    通りすがりでふ!様

     リクエストにお応えし(?)今回の「改正」条例全文を
     あらたにアップしました! もっと早く出せって感じですね、ゴメンナサイ!

     つうか、東京都、東京都議会、出せよ。どちらにも全文はないですね〜
     「改正するぞ」「したぞ」って報告だけです。
     http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2009/02/20j2a100.htm

     ご指摘のとおり、「東京都安全・安心まちづくり条例」の策定は2003年6月。民間パトロールの設置、共同住宅、道路・公園、金融機関、深夜営業の店舗、学校に防犯対策を命ずるものでした。これによって監視カメラの設置が飛躍的にすすみましたねー

     今回、これに「繁華街等」を加えることで、空間としても全域を、「事業者(空きビルのオーナーなども含まれます)」「来訪者」を含むことで、動員体制も全体化する、これが「改正条例」の骨子といえるのではないでしょうか。

     が。
     全文をみていただければ分かるように、これだと、ほんの3項目くらい付け加えた、というふうにしかみえません。。。
     具体的には「指針」(改正案の時点では「まちづくり有識者会議報告書」をもとにした「考え方」)を見なければ、具体的には分からない。いそがしい都議のみなさんも、いちいちこんなの読んでられない、というのが本音でしょう。

     しかし、採決をおこなった都議ですら、この条例に今後口出しすることはできません。「知事と公安委員会」が決めた指針、そして警察署長の「助言」にしたがって防犯につとめるよう要請。都民の代表である都議が賛成したということは、都民もそれを認めたということになってますから、やはり賛成したことになってます。・・・こんなんでいいのかマジで??

     「賛成したことになってます」と書きましたが、実際には賛成したおぼえはないわけで、都民は、そして「来訪者」とされる全国、全世界の人にも、警察や自警団にむやみに排除されない「安全・安心にまちを歩く権利」がありますし、これに文句いう権利あると思うし、この内容じゃ権利なくても言いたくなっちゃいますね。

     たとえば騒音条例では、何デジベル以上をこえたら迷惑、などという分かりやすい数値の基準があります。繁華街のエリア指定も難しいことではありません。にもかかわらず非常にあいまい。
     今後、警察と推進委員会が決めるということは、「池袋では地下街も繁華街だけど、新宿では繁華街ではない」といった、街ごとに大きく解釈が異なるケースや、禁煙エイア指定のように、当初は「ここだけ」とエリア分けしていたものが、「全域禁止」というふうにじょじょに広がって最後には全部ダメになる、といったこともありえます。 いずれにしても、すべて警察が恣意的に決められる、というのは決定的にダメでしょう。

     この条例には、警察権限の明確化、なにかトラブルがあった場合の措置もなにもない。責任は誰がとってくれるわけ?? 
     職質被害もそうですが、たとえば民間パトロールにいやいや参加させられる人だって、もしパトロール中にケガでもしたらどうなるの? ボランティアだから労災もないでしょうし、そこはやっぱ「自己責任」ですか?

     やっぱこんな変な条例はいますぐ廃止すべきではないかと思います。

    まちづくり条例については、以下ぜひお読みください! わかりやすい!

    『繁華街から自由が消える〜安全・安心まちづくり条例「改正」案に反対する(意見書)』
    自由法曹団東京支部生活安全条例対策プロジェクト[編]
    自由法曹団東京支部[発行]
    ※ 以下よりダウンロードできます ↓↓↓
    http://www.jlaf.jp/jlaf_file/ansinanzenjourei-tokyosibuikensyo.pdf

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