ディストピア TOKYOFreedom Against Safety & Security
Anti Public Welfare Action

　potlatchです。さてさて、けいしちょうがブチあげているネットカフェ規制条例案。先日しめきられたパブリック・コメントの結果が公表されています。

▼けいしちょう　「インターネットカフェ等の対策」に関する意見募集の結果について
　http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/in_cafe/in_cafe.htm

　回答数すくねー！　反対意見のあつかいがおざなりなのはいつものことですが、ネットカフェ利用者・業者の声が反映されてるようには全然おもえません。こんなのをもって「民意」だとしてこの規制法案が東京都で通ってしまったら全国にあっというまに普及することまちがいなし！　いつでもどこでも、旅行中でも利用できる便利なネットカフェが、警察への個人情報提供の場になってしまいます。
　ネットカフェ業者からの反発もそうとう出ているみたいです。どうみても営業妨害ですもんね。だいたいホテルとか旅館ですら宿泊帳の保存期間などとくにもうけてないのに、一度きりの利用も多いネットカフェで「３年間も保存しろ」だのというのはかなり強引な展開。保存されたデータが流出したら誰が責任とるんですか？　従業員は身分証明をいちいちチェックして、もってない客は追い返すというふつうの「カフェ」の店員ではありえない責任を負うわけですか？　規制されたら客は減りますよ。そのせいでネットカフェが万が一倒産でもしたら、蓄積された個人情報はどこにいくんです？
　つうか、日本複合カフェ協会が会員社ふやしたいだけなんじゃないの？　個人的にはいつも利用してるムーディーで清潔で店員も礼儀正しい会員制じゃない某ネットカフェの方が、サービスおざなり・居酒屋ノリの自○空間チェーン（会員制）より断然気にいってます！　

▼JCCA-日本複合カフェ協会 　http://www.jcca.ne.jp/

　だいたいいまこれだけ「ネットカフェ難民」の窮状がマスコミでも報じられているのに、このタイミングでこんな規制を行うというのは、けいさつになんらかの悪意があるとしか思えません。ネットカフェすら利用することができなくなり、路上で寝るしかないとなったらそこからも「アンゼン・アンシン」を理由に追いたて、犯罪者あつかいするのですから、「金がないやつ、家のないやつは死ね」といっているようなものです。けいさつは人の命をまもるための職業じゃないの？　そうじゃないってことですかね？　

　というわけで、ネットカフェ利用にかんし、ユーザーのみなさんの声を広くつのることにしました。アンケートへのご協力よろしくお願いします！　次の投稿をみてください。

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　身分証明がないとネットカフェが使えない？
　　　　 聞いてないぞ！
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　そうならないために声をあげましょう。

◆けいさつがネットカフェの規制を検討中です。2010年の春の都議会に条例としてインターネットカフェ規制が提出されようとしています。
　具体的にはネットカフェ経営者に運転免許証など身分証明証による本人確認と入店記録の義務づけとその記録の3年間の保存、命令に従わないネットカフェ経営者への営業停止命令や立入検査など。
　利用者には住所や氏名などの本人特定事項を偽ってはならない義務を課すなどが予定されています。

◆これをぶっちゃけていえば、身分証明書がない人にはネットカフェを使わせないということです。
　けいさつの意見が通ったら、今までのようにちょっと調べものをしようとしてネットカフェに入ることができなくなります。（町を歩くのに身分証明を持ち歩けってか？　盗まれたらどうすんだ！）
　派遣切りなどでそもそも身分証明書がない人はどうなるのでしょう？
　ネットで調べて年越し派遣村に駆けつけて年末年始を乗り切ったり、就職情報を手に入れたりもできなくなります。当然寝泊まりのために使えません。
　この寒い中、いきなり路上で寝泊まりかよ！ふざけるな！

◆「身分証明書ないところに行けばいいじゃん」と思っているあなた。そんなに甘くありません。
　身分証明書を求めないネットカフェに対して、けいさつが立入検査と称していやがらせしないと言えますか？　そういう圧力にネットカフェ経営者が耐えられると思います？
　「ネットカフェが使えた昔は良かった」とならないように、利用者の声をあげていきたいと思います。私たちのアンケートにご協力下さい。