体験談
職務質問で暴行だヨ!!! DANGERな野方署に抗議行動
by potlatch on 9月.15, 2009, under The 職質, タウン情報, デモンストレーション, 体験談, 豆知識
potlatchです。秋の訪れとともに、DANGERなニュースが飛び込んできました!
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友人のみなさまへ
情熱的な夏も終わりに近づき、秋の虫の声が切なさを感じさせる8月28日の深夜、中野区の路上で私達の友人K君が職務質問にあい、その中で警察官から理不尽な暴力を受けるという事件がおこりました。
この脱法的な職務質問によって彼は、怪我を負い、乗っていた自転車が壊されてしまい、精神/肉体/経済的(病院での診察費、自転車の修理費、仕事を休んだ事による給料の損失、等々)に、今もまだ日常生活を脅かされ続けています。
この事からK君は先日、このような行き過ぎた警察官の職務質問に対して抗議文(以下に全文掲載)を野方警察署に送りました。警察側の解答は9月13日16時、野方警察署で聞く事になっています。日常化する警察官の人権侵害にみんなで抗議に行きましょう!
これに合わせて、駅前情宣も予定しています。強引な職務質問にあった人、警察官に酷い目にあった人は是非!
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というわけで、行ってきました野方署へ! 報告は coming soon てことでまずは以下、抗議文です。
みなさん、職質は「任意」です。答える義務はまったくナイです!
http://a.sanpal.co.jp/irregular/images/shokushitsu.pdf
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警視庁野方警察署長 殿
私は、『職務質問だヨ!!!当番警察官全員集合−冷静と情熱のあいだ−8・28 POLICEDANGERTACKLE!!!@野方ストリート』事件における野方警察署の対応につよく抗議するとともに、私が被った治療費・外的損傷費・慰謝料を請求します。
私は、二〇〇九年八月二八日(木)、午前一時二六分に職務質問(以下、職質)を受けました。住所中野区中野1−56−4の地点で自転車を停車していたところ鎌田巡査が私を見咎め、職質ならびに所持品検査を実施しようとしました。
私は、職質に応じるか否かはあくまで任意であり、応じない意思を告げたところ、鎌田巡査はこれを聞き入れず強制的に職質を継続しました。私は職質は強制手段として実施することは許されず、かつ違法となる旨を告げると、鎌田巡査はすぐさま応援を要請しました。数分後、三名の警察官が駆けつけました。繰り返し私は職質に応じない意思を伝えましたが、四名の警察官が聞き入れることはありませんでした。そしてさらなる応援要請によって総勢十名前後の警察官が現場に投入されました。
私は情況がよくわからないまま周りを警察官に取り囲まれていました。気づけばいつの間にか私の視界は警察官の顔で溢れかえっていました。くりかえし私は、自分の権利をつかって職質に応じない意思を伝え、現場から逃れようとしましたが、警察官は威圧、恫喝をくりかえし、強制的物理的に私を拘束しました。
私は持参の携帯電話で友人に連絡し、何人かの友人が現場に駆けつけました。私たちは、警察官の行き過ぎた職質に対して説明を求め抗議をしましたが、警察官が聞く耳をもつことは最後までありませんでした。また、その間の会話の内容はといえば、堂々巡りの域を出ず、ひたすらに平行線の状態でありました。警察官は、「防犯上の観点−犯罪の蓋然性」という抽象的な点のみを強調し、私たちの説明はことあるごとに遮られました。私は私の判断で現場を立ち去りました。
すると、背後から猛然と鎌田巡査が追走し、私の身体と自転車に掴みかかってきました。不意をつかれた私はこのタックルを防ぐことができず、アスファルトに頭を強打し出血をしました。同時に右肩と左膝にも負傷を負いました。また、走行していた自転車はタックルによって転倒し、この衝撃で前輪タイヤの形状が変形しました。
この鎌田巡査の奇行に驚いた友人が現場に駆け寄り、私の介抱、そして鎌田巡査ならびに現場警察官に事の説明を求めましたが、返答という返答はなく、しらばっくれるだけでした。
ほどなくして現場には救急車と警視庁事件係が到着し、現場の実況検分が行われました。私は検分に立会った後、友人の付き添いのもと救急車に乗り、病院に直行しました。この時すでに時刻は三時五十分を回ろうとしていました。
以上が本事件の説明です。
野方警察署に二点を問います。
一、職質の根拠規範は警察職務執行法(以下、警職法)二条一項です。そして、職質の活動は「強制」ではなく、あくまで「任意」(警職法二条)である以上、「強制」は認められないし、かつ適法とはなりえません。
そもそも私たちが暮らす民主主義社会では、不特定多数の個人に対する平等な法の適用が決定付けられ、実際に法を運用するのは現場の警察官です。よって、本事件のように法理論に従うことなく長時間人を拘束するといった脱法行為は許されないし、少なくとも現場警察官は法を遵守する「公務」を都度に守る責務があるはずです。
以上のことを鑑み、野方警察署の本事件の見解を求めます。
二、すくなくとも鎌田巡査のタックル行為は、傷害罪と評価されて等しいものですし、特別公務員暴行陵虐罪にも該当する犯罪行為ではないのでしょうか。これが原因で私は頭部に損傷を負い、精密検査を受けました。そして怪我の後遺症から二日間仕事を休まざるをえない状態になりました。くわえて、所有する自転車は、タックルの際、前輪タイヤが歪曲しました。日々の自転車走行では、思うほどのスピードを出すことができませんし、安全面からいっても支障をきたしています。
以上のことから私は本事件で被った治療費・外的損傷費、そして慰謝料を含め、総額86,100円を野方警察署に請求します。
内訳としては、休んだ職場の日給:9,500円×2=19,000円、治療費(九月八日時点):19,070円、前輪タイヤ補修(交換)費:4,980円
この合計額=43,050円を二倍して出した算出金額が86,100円です。二倍の根拠は、実際の支出額に対して慰謝料という点から算出しました。
お支払いください。
署からすれば大した額ではないのだとしても、私にとっては大きな額です。付け加えて、職質のやり取り、タックルの決定的瞬間は映像として保存していることを明記しておきます。
この請求に応じるか否か、署の見解を求めます。
以上の二点に対する回答を九月十三日までにお願いします。
当日十六時ごろ私が署に赴きますので、準備・待機してください。
よろしくお願いします。
二〇〇九年九月八日
差出人 K(本文書は戸籍名)
住所 ●●●(本文書は本住所)
連絡先 ●●●(本文書は本連絡先)