体験談
8.28 POLICEMAN`s DANGEROUS TACKLE!@野方ストリート事件当該よりメッセージ
by potlatch on 10月.30, 2009, under The 職質, タウン情報, 体験談
8.28 POLICEMAN`s DANGEROUS TACKLE!@野方ストリート事件当該より、メッセージ第1弾です!
『職務質問だヨ!! 当番警察官全員集合—冷静と情熱のあいだ—』
「警察官と結婚するかもしれない…」との発言を地元の人(女性)から聞いたのはいつだったろう。覚えてない。地元から身を剥がし、東京という地にくらす私。現在の職場の休憩室にはR25が常備され、日々談笑を交わす同僚。当初はサークルへの勧誘活動も幾度かあったけど、蹴った。労働力は売るけど、魂は売らなかった。
「今日も飛び降り自殺で電車ストップっすよ、マジ迷惑っすよね」と言った同僚をぶん殴る以前に否定さえできない私。
(限定して)職場近辺で職質中の無灯火自転車走行者や外国籍と思われる人が職質食らって、何かが決定的に怖くて介入しない私。自治ってなんだったっけ。ストリート・カルチャーって何だったっけ?。
ところで俺って何しに東京きたんだっけ。労働と余暇の悪循環?。労働の趨勢が余暇をも正規(規格)化せしめる呪縛。
旅(旅行)、安定、スローライフ、一票の政治etc。そんな物語で納得して充足できんなら苦労してねーよ。
本題。
8月27日深夜に私は東京中野区の路上で職質を受けた。自転車を停車していたところ、一人の巡査が「目が合ってすぐさま視線を逸らしたから」との、移動の自由ってなんだっけ?な理由から後から追走し、追いつきざま職質開始。自転車の防犯番号を照合させてくれない?
(警職法二条に則り)「任意」なので拒否します。拒否するって何か後ろめたいことでもあるの?ひょっとして盗難車? それも任意なので拒否。 応援要請から四対一。くりかえし任意を訴えるも、ダメ。現場を後にしようとするも、ピケ。任意が強制に反転する。さらなる応援から十名前後の警官が現場に。私の視界に溢れ返る警官の顔。顔。ちょっとさすがにヤバいなあ。携帯で友人に連絡し、六名ほど到着。一〇対七。
ここから友人が撮影開始。話は始終堂々巡り。「防犯上の観点−犯罪の蓋然性」という抽象が猛威を振るいその場を彩る。声のトーンも張ったりするから、近所迷惑ですね、おまわりさん。人情・心情論が法を蚕食。任意と書いて嫌がらせと読む。時空間。そのココロは。警察内の評価・競争主義の徹底(点数欲しさ)? 引くに引けない、情熱? 私は私の判断で現場を立ち去る。一人の警官が追走し、私の身体と自転車に掴みかかり、タックル(奇行)。転倒−頭を強打し出血する私。当該警官や現場警官に事の真相を問うても、シランプリ。さすがに傷害はまずいなあ……。ほどなくして現場に救急車と警視庁事件係が到着。実況検分に立ち会った後、救急車に搬送される私。応急治療。病院を後にしたら、夜明け。(付き添いと共に)踏みしめたアスファトとコンバースによって連帯が立ち上がる。今ある人間関係を祝福すること。ここが世界だとたしかに思った。end。
職質という各論。外国人やチャラそうな若者男性に対する権力の恣意的なSMってダントツに多いね。各論から移民(グローバリゼーション)やあらためての近代法治国家やfuck-the-policeが思考(再始動)されたっていい。
諸般の事情で遅ればせながらですが、現場抗議行動やメディア戦など反撃進行形。具体的報告は次号を(ご了承!)。
K(8.28 POLICEMAN`s DANGEROUS TACKLE!@野方ストリート事件当該)
※救援連絡センター発行『救援』に掲載