3.22 戦争と治安管理から自らを解き放とう!
by potlatch on 3月.20, 2009, under タウン情報, デモンストレーション
<戦争と治安管理に反対するシンポジウム4>
戦争と治安管理から自らを解き放とう!
☆チラシ ダウンロードはこちらから↓
http://www.kyoubouzai-hantai.org/news/housin.htm
日時・2009年 3月22日(日)13時〜18時
場所・南部労政会館 2階全室
(JR山手線・埼京線 大崎駅から徒歩3分)
品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎ウエストタワー内
施設TEL:03-3495-4915
おそらくは誰の予測よりも速く、歴史が急転回しています。90年代に吹聴された〝歴史の終焉〞〝資本主義の勝利〞〝階級の消滅〞などの全ての戯言は事実によって吹き飛ばされました。もはや支配者は従来通りに支配できず、私たち被支配者も従来通りには生きられないなかで、いかに生き・闘うのかが、全ての勢力・個人に問い詰められてきていると思います。治安法と闘うことを固有の課題にしながら支配と渡りあってきた私たちも同じ問題を抱えています。破防法・盗聴法・共謀罪など90年代中葉以降の治安法ラッシュと長期に闘い抜いてきた私たちもまた、今一段の飛躍を迫られていることを自覚せざるをえません。
私たちは、現代版治安維持法=共謀罪の制定を阻止してきました。昨秋臨時国会でも、法務省・与党による〝民主党籠絡―瞬間解凍〞作戦を打ち破り審議入りを阻止しました。03年国会上程以来、実に6年・14度の国会にわたって悪法を阻止しえていることは、戦争・治安管理国家化攻撃が吹き荒れるなかで奇跡に近い成果だと思います。
しかし、政府・与党は共謀罪制定になおも強く固執しています。洞爺湖サミットでの誓約に続き、図々しくも昨年12月下旬には以降5年間の治安強化プログラム『犯罪に強い社会の実現のための行動計画2008』を策定し、そのなかで国際的組織犯罪条約・サイバー犯罪条約の早期批准と国内法化を謳っているのです。既に始まっている通常国会では、与党の強行採決で継続審議とされた共謀罪、マネロン罪拡大、サイバー法に加え、入管法改悪(在留カード義務化など)、経済スパイ防止法、ソマリア派兵、医療観察法改悪などの治安法制定が策動されています。
確かに麻生・自公政権の支持率は急落し、ねじれ国会によって政治機能が麻痺する支配の危機は続いています。しかしその中でも、インド洋派兵に続くソマリア・アフガン派兵策動や反〝テロ〞訓練を集大成する新たな『行動計画』を策定するなど、戦争・治安管理国家化はエスカレートする一方です。アメリカのイラク敗退やイスラエルのガザ侵攻・虐殺、そして金融危機・同時不況が相乗する中から全世界で噴出する労働者民衆の叛乱に身構えているのです。今まで通りに支配することができなくなった支配者にとって、治安弾圧・管理の新たな武器を手にすることはいまや至上命題になってきています。
私たちは、こうした支配者の危険な動きを許すわけにいきません。共謀罪を永久に葬り去ること、〝新たな戦前への曲がり角〞とされた99年以降の戦争・治安管理国家化に向けて急加速する政治に大きな風穴をあけること、そして戦争と治安から自らを解放する運動を創りだしていきたいと思います。02年、05年、07年のシンポジウム成功を受け、新たな状況の中で「戦争と治安管理に反対するシンポジウム」の4回目を開き、知恵と力を合わせて、共に危機と激動の時代を闘いぬく〝次なる展望〞を切り開きましょう。
【プログラム】
★全体集会Ⅰ 13:20〜14:30
主催者挨拶・足立昌勝(関東学院大学教授)
講演「反テロ戦争・新自由主義破綻下の治安法を撃て!」・永嶋靖久さん(弁護士)
連帯挨拶 共謀罪制定を阻止しよう・山下幸夫さん(日弁連国際刑事法対策委員会事務局長)
派遣労働者は反撃する 安倍誠さん(全国ユニオン事務局長)
教育基本法実働化に抗して 見城赴樹さん(都教委包囲・首都圏ネット)
★分科会 14:40〜16:40
①檻の中の「安心・安全」を問う
古屋哲さん(RINKすべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク) ※入管法改悪
瀬下美和さん(ジャーナリスト)※googleストリートビュー問題
②刑事司法の腐敗を撃て!
西村正治さん(弁護士)※裁判員法反対
大山武さん(統一獄中者組合) ※死刑・重罰化反対
下岡暁さん(法大弾圧救援会) ※法政大学弾圧
③社会的排除を転換を打ち砕くために
山本真理さん(世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク理事)※医療観察法・精神障害者差別反対
黒岩大助さん(渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)※ナイキ公園反対・野宿労働者運動
写真展、古本市、喫茶コーナーあり
★全体集会Ⅱ 16:50〜18:00
特別報告「ガザ虐殺を考える」
早尾貴紀さん(社会思想史研究/パレスチナ・オリーブ<仙台>)
★分科会討論の報告
★リレートーク
★閉会挨拶 山脇哲子さん(弁護士)
会場費 当日700円 / チケット前売600円
主催 戦争と治安管理に反対するシンポジウムⅣ実行委員会
(呼びかけ 共謀罪新設反対 国際共同署名運動)